1 ポーランドからのメッセージ/ポーランド
日本応援ショパン曲集CDとそのCDを紹介する雑誌記事。 ショパンの故郷であり、5年に1度ショパンコンクールが 開催されるポーランドらしい応援ですね。

そんなとき元気をくれたのが、ポーランドの人たちの温かい言葉でした。たくさんのお見舞いの電話だけでなく、私がポーランド語で書いているブログの読者からも、会ったことはないにもかかわらず、多くのメッセージが寄せられ、私の心を癒してくれました。

書くことで、言葉で、被災地の方たちを元気づけてあげられるのなら、それが今の私にできること。この場を借りて、私のブログに寄せられた応援メッセージの一部をご紹介します。

  • 一度も行ったことはないけれど、自分の国のように大好きな日本がこんな大震災に見舞われてしまったことが信じられません。早く立ち直りますように。
  • こんな大惨事にもかかわらず、日本の皆さんが平静を保っておられることに、敬意を表します。
  • 私は洪水の多い地域に住んでいますが、今回の津波の被害はどの洪水とも比べ物になりません。助けの手を差し伸べたいのに、何をすることもできないのがもどかしいです。神のご加護を。
  • Gambatte(がんばって)!私たちがついています!

カトリックの国らしく、教会で行われるミサでは、大震災犠牲者のために祈りが捧げられ、義援金が集められています。被災した子どもたちをポーランドに招待しようというプログラムも始まったそうです。ポーランド人ショパンコンクール優勝・入賞ピアニストによるショパン曲集も発売されました。タイトルは「日本とともに」。CDの売上金は義援金になるとのこと。日本を応援しようという全ての活動を大変嬉しく思い、日本人として感謝の気持ちでいっぱいです。

一日も早く被災地が元の姿に戻るよう、笑顔が戻ってくるよう、ポーランドの方々とともにお祈りしています。

スプリスガルト友美/プロフィール
ロシアをはさんでお隣の国でしょう、といってくれるほど親日家が多いポーランドですが、今回の震災で、改めてそれを感じることができました。助けを必要としている母国にいられないことを、今でも歯がゆく思いますが、これからもブログを通じて日本の皆さんに応援メッセージを届けることで、少しでも被災地の皆さまの力になれたらと願っています。「poziomkaとポーランドの人々」