鶏肉のバジル炒め(パット・ガパオ・ガイ)/タイ

タイ人に「一番好きな料理は何?」と聞いたらきっとこの料理が指三本に入るだろう。ホーリーバジル(ガパオ)という香り高いハーブと鶏肉(ガイ)を炒めたもので、唐辛子のパンチとバジルの爽やかな香りが肉にからみあい、一度食べればタイ料理のとりこになる味だ。半熟の目玉焼きをのせ、それを崩しながら混ぜて口に入れればうまさ倍増!

具は豚肉やシーフードでもいいけど、ポイントは肉だったら挽肉ではなく、塊を自分で粗めの細切れにすること。そうすれば食感も味も格段とおいしくなる。

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鶏肉のバジル炒め(パット・ガパオ・ガイ)

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◆材料(1人分)

鶏肉    80g(粗めの細切れ)

玉ねぎ    小1/2個(くし型切り)

バジルの葉 約15-20枚

ニンニク  1片(みじん切り)

生唐辛子   1本 (好みで加減。なければ鷹の爪。小口切り)

目玉焼き   1個

*インゲンや人参などを好みで入れてもいい。

◆調味料

砂糖、醤油 各小1、ナムプラー 小1/2、オイスターソース 大1

◆作り方

(1)  油を熱し、ニンニクと唐辛子を入れる。香りがたったら肉を入れる。

(2)  肉の色が変わってきたら、玉ねぎ(その他の野菜)を入れて炒める。

(3)  調味料を入れ、味を調える。

(4)  バジルを入れたらすぐ火を止める。

(5)  アツアツのごはんに(4)を盛り、目玉焼きを上にのせたらできあがり。

◆ひとこと
タイ人は唐辛子を4、5本入れるが、辛いのが苦手な人は1本、あまり刻まずに入れよう。バジルがない時は、青紫蘇を千切りにして代用。和風っぽい味でこれまたいける。

岡本麻里(タイ・チェンマイ)/プロフィール
タイのチェンマイに1年間、語学留学するつもりがタイ料理とタイ北部文化のとりこになり、そのまま住み続けて現在12年。2010年「おうちでタイの屋台ごはん」(じゃこめてい出版社)を出版。日本で手に入る材料でタイ料理を作ろう!というコンセプトで、ラーメン、カレー、炒めもの、スープ、サラダ、地方料理、お菓子など70品をオールカラーで詳しく紹介。料理、執筆、撮影、全て自分で手掛けている。www.kuidaore-thai.com