1 プラハで賃貸アパート/チェコ共和国

プラハでのアパート探しは賃貸情報サイトを利用するのが効率的。不動産会社提供物件だと手数料として家賃1〜2ヶ月分が必要となるが、物件オーナーが直接募集を出している場合も多く、その際には手数料を請求されないケースが殆どで請求されても交渉が可能である。

建物のエントランスに賃借人募集の貼り出しも多いので気に入った地域を歩いてみるのも手。どの方法においても“英語”で募集を出している物件であれば、基本的には外国人居住者を受け入れてもらえる環境にある、と云う参考になる。

セントラルヒーティング利用の古い建物や、ビルオーナーと物件オーナーが別の場合などは、光熱費の支払いを誰が行うのか、賃借人以外が代理で支払う場合は賃借人の月々の支払い方法はどうなるのか、計算方法も含め契約前にはっきりさせておくべき。可能であれば光熱費は自分で市ガス・電力会社/水道局と直接契約して支払う方が賃貸人の不当かつ過剰な追加請求を避ける事が出来る。このトラブルは本当に多いので注意!古い電気式のヒーターが取り付けられている部屋は極寒プラハの冬の光熱費が高額となる覚悟が必要なので内見時は要チェック。

閑静な住宅街ヴィノフラディエリア(2・3・10地区)は英語も通じるオシャレなレストランやバーも多い。日系の便を図るならデイヴィツカエリア(6地区)がよい。

また近年はプラハ市内でも区域によって駐車許可に関する法令が異なり、路上駐車となる事が多いプラハでは、車をお持ちなら在住地区駐車許可証の要不要確認は必須。

エントランスは基本的にオートロックで、内側からでも開ける為に鍵が必要な建物も多いが、内見時と時間があるようであれば契約前に建物付近を訪れ、入り口が日常的に開けっ放しにされてはいない建物だと確認しておいた方がよい。プラハは治安が良い事で有名だが空き巣は多いので、防犯意識の高いオーナー及び住人のいる物件を選ぶのも大事なポイント。

篠深ゆきほ/プロフィール
プラハ在住ライター/コーディネーター/イラストレーターです。日本の誇るOTAKU文化を広める為にこの夏&秋はAnimeイベント準備に携わっております!引越はとてもキライですが既に4回もプラハ市内で引越を重ねていると気が付き…。最近はプラハも物価が上がりつつあり、特に賃貸物件は様々な法改正もあり底値の上昇率がとてつもないです。それでも日本よりは全然安く広い所に住めますが。