クリスマス・マーケットで賑わう、フランスのアルザス地方料理「タルト・フランベ」/フランス

アルザス地方の首都、ストラスブールでは、1570年から続く世界一長い歴史を持つフランス最大級のクリスマス・マーケットが開催され毎年200万人以上の人が訪れるそうです。周囲の村もそれぞれ美しいクリスマス・ツリーを飾り、町の中心には山小屋を連ねた様なマーケットが立ち、クリスマス用のお菓子、オーナメント、プレゼントを求める人たちで、大変賑わいます。

当地のビールのおつまみとして、あるいは軽食として親しまれる、フランべした(炎で焼いた)タルトという名前を持つアルザス料理タルト・フランベは、薄いオニオン・パイ。伝統的には、パン生地を薄く伸ばし、フロマージュ・ブランと生クリームのソースを引いた上に玉ねぎの薄切りとベーコンをのせて焼いたもので、多くの店ではオーブンの板いっぱいに生地を伸す為に四角く出来ており、まな板のような取っ手付きの木の上に乗って、テーブルに運ばれてきます。

今回は、どこでも手に入りやすいヨーグルトを利用したレシピを紹介します。

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La tarte flambée  タルト・フランベ

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◆材料

  • プレーンヨーグルト125g入り3個 (あるいはフロマージュ・ブラン100ml+生クリーム200ml)
  • タルト生地直径28cm用1枚
  • タマネギ 4個
  • ベーコン 100g
  • 塩、胡椒

◆作り方

(下ごしらえ)

プレーンヨーグルト125g入り3個分をハンカチのような薄い綿の布で包み、ざるの上(水きりの穴があいた蒸し器などでも良し)に約3時間放置し、水分を取っておく。

  1. オーブン板にオーブンシートを敷き、市販のタルト生地を手で破れないように薄くのばす。
  2. オーブンを約180度で着火し、暖めている間にタマネギを薄く切る。ベーコンは短冊に切る。
  3. タルト生地にピザのソースをのばすように、塩、胡椒したヨーグルトをのばす。
  4. その上にタマネギとベーコンをまんべんなく散らす。
  5. オーブン入れ、少しベーコンやタマネギに焦げ目が着くまで約30分焼く。

《Tomoko FREDERIX/プロフィール》
1994年にパリへ移住。数年前からノルマンディ地方をベースに活動中。フランスの溢れんばかりの魅力が、リアルに伝わる記事の企画、コーディネイト、執筆などを担当しています。1995年から、実業の日本社発刊の旅のガイドブック『わがまま歩き』シリーズ他、美術雑誌、ヨーロッパ邦人向け情報誌への特集記事、ノルマンディ情報記事などを提供中。インタビュー(仏・英語)も可能。仏人ベテラン写真家と組んだ美しい紙面創りと、広範囲なサブジェクトへの、ご用命にお応えできます。仏映画製作プロダクションでのアシスタント、映画やドキュメント撮影、ビジネスおよび、MICE旅行、ビジネス・マッチングのコーディネイトの経験あり。フランスの企業や団体とのお取り引き、提携をお考えの方には、リサーチから受けたまわっております。日仏交流活動をサポートする協会『A.N.C.C (通称:にっぽん-ノルマンディ)』主催。個人ブログ ほか、東北応援活動ブログ など有り。