138号/増本昌子

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私は今、画像編集に熱中している。長時間コンピュータースクリーンの前に座り続ける為、腰を痛めるほど傾倒している。自分で撮ったデジタル写真の加工から始まり、現在はHTML言語の解読までたどり着いた。事の始まりは前回の地球丸寄港文だった。モントリオール・ジャズフェスティバルの写真を、寄港文のスペースに収める方法を検索しているうちに、画像編集が楽しくなってきたのだ。


始めのうちは額縁や陰影などの写真加工を使って映像を立体化することが面白かった。色々な形の縁取りが自分の思うように実現できることに心がわくわくした。次はどのような形にまとめようかと、思い巡らすプランニングも一味違って楽しめる。


注意して読むと整然と構築されたHTMLタグは建築で言えばShell;構造体に相当することに納得する。

CSS、JavaScript、Flashなどは内容を規定する方法であり、建築にたとえればInfillに相当する。そう理解すると難しく見えたものも頭にすっきりと入ってくる。


この先まだまだ興味深い世界が私を待っていると思うと、1日24時間では絶対的容量が足りない。私自身のハードディスクがすでに満杯に近づいているようだが、こればかりは外付け追加も出来ず困ったものだ。


(カナダ・モントリオール在住 増本昌子)