153号/椰子ノ木やほい

「地球はとっても丸い」誕生からまる6年を迎えた。地球丸編集部には創刊当時からのメンバーと新参者が混在しているが、女性ばかりということもあり、毎月のメルマガ作成作業では、雑談に花を咲かせつつ、活気あるやりとりが続いている。

“編集部”といっても、実際にオフィスで顔をあわせて作業するわけではない。それもそのはず。地球丸編集スタッフは、日本、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、ポーランドそしてスウェーデンに住むスタッフで成っているのだ。海外に居ながらにして、あたかもオフィスでいっしょに仕事をしているかのように媒体が築けるのは、ほんとに画期的なことだと思う。

同じ志を持つものが集まりひとつのものをいっしょに作るという作業は楽しい。それに、編集作業をしているだけでそれぞれの発信地からの空気というか、雰囲気がメールとともに漂ってくるから不思議だ。私は米国の小さな田舎町に住んでいるが、世界じゅうで頑張っている仲間たちと交流を持ちながら日々過ごすことは、今、自分の目の前にある暮らしをいろんな角度からみつめるきっかけにもなっている。また地球丸に関わることで、世界じゅうで繰り広げられている日常を垣間見ることができ、私にとっては、日本や世界に目を向けたり、いろんなことを知るチャンスにもなっている“地球丸”だ。

切磋琢磨しながら書くことの難しさや楽しさを味わい、個人的にはこの活動から得るものは計り知れないと感じているが、その「地球丸」が来月から、さらに次のステージに進もうとしている。今までは、「地球はとっても丸い」というプロジェクトに賛同するメンバーだけで「地球丸」を作ってきたが、新年からは「海外在住メディア広場」に集まる面々により、媒体を盛り上げていくことになった。

ということで、新風が吹き込み、さらにおもしろい「地球丸」となることを期待しわくわくしている。読者のみなさま、今後とも「地球丸」をどうぞよろしくお願い致します。

編集部を代表して。(アメリカ合衆国・ミシガン州在住 椰子ノ木やほい)