146号/凛 福子

140字以内で、今の自分の状況や気持ちをウェブにアップする「ツイッター」が日本でもいよいよ広まってきた。常に情報アンテナを張り巡らし、新しいものをどんどん取り入れる最先端な人々の手から、一般の人々の手にわたったという雰囲気といえばいいだろうか。


情報番組では、毎日のように誰かが、ツイッターがどういうものか聞いたり、それに他の誰かが答えたりというシーンが繰り返され、ツイッターをテーマとして取り上げたドラマも放映中。ショップその他のさまざまなサイトを開けば、どこかにツイッターを利用したサービス用のボタンがあるといった様相を呈し、テレビCMなどでも、これまでは「詳しくはウェブで」一辺倒だったインターネットへの誘導にツイッターがツールとして導入される例が増えてきている。


かくいう私もほんの数ヶ月前に、友人の誘いに軽い気持ちで乗っただけのはずが、すっかりハマっている。一時期、かなり流行したmixiなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)にはまったく食指が動かなかった私が、である。


もっともツイッターの「リアルタイムウェブ」らしさが楽しめるのは、世界中で活躍する仲間たちの「つぶやき」。この地球上のどこかで、いつも誰かが何かをしていて、その様子が常にリアルタイムで伝わってくるからだ。ますます「It’s a small world」を実感させられるこの流れに、しばらくのってみようと思う。


(日本・東京在住 凛 福子)