日本の食文化を象徴するおから。日本で食べるなら、こんにゃく、にんじん、ごぼうなどと一緒に炒めて和風に仕上げるところだ。しかし、さんさんと降り注ぐ太陽が似合うカリフォルニアなら、西海岸風な食し方もある。材料は、地元農家から採り立ての新鮮野菜が集まるファーマーズマーケット(青空市場)で調達したい。市場のほうがスーパーに並ぶ野菜より断然、香りが豊かだし、味もしっかりしていて、栄養価が高いのは一目瞭然。冬なら、グリーンの色鮮やかなイタリアンズッキーニと、土から掘り起こしたばかりの玉ねぎ、ガーリックを購入。これらの野菜は意外とおからとの相性がいいから、 “洋風おから”も、レパートリーに加えてみてはいかが?
===================
カリフォルニア流洋風おから
===================
・材料
- 大豆:200グラム
- 水:600ml(大豆をもどす時)、400ml(ミキサー時)、50ml(炒める時)
- オリーブオイル:大さじ1
- ガーリック:1かけ
- ズッキーニ:1本
- 玉ねぎ:1個
- しょうゆ:大さじ3
- 塩:少々
・作り方
- 大豆を600mlの水で一晩戻し、ざるにあげて水気を切る
- ミキサーの中にもどした大豆と水400mlを加えて1分半かけ、生呉(なまご)を作る
- 鍋に入れて火にかけ弱火で10分間かき混ぜる
- さらしをひいたざるをボールで受けながら③を流し込み、液体はボールにおからはさらしへと分ける(※この時点で液体は豆乳に)
- フライパンにオリーブオイルをひいて、細かく刻んだガーリックを炒める
- 乱切りにしたズッキーニ、みじん切りにした玉ねぎを入れて炒める
- 最後におからと水50mlを入れて炒める
- しょうゆ、塩で味を調えてできあがり
2000年よりロサンゼルス在住。サンタモニカカレッジ放送学科卒業。東京FM、FM 802などラジオ局でレポートを行う傍ら、夕刊フジ、朝日新聞など各新聞社および、日経BP社(日経トレンディ、日経ウーマン、日経ヘルスなど)など各出版社へロサンゼルス事情を執筆中。「『もう頭にきた』と思ったときに読む本」(中経出版)企画、訳、構成担当。アメリカ政府団体「外国人記者クラブ」の会員。oyama_mari@hotmail.com