215号/椰子ノ木やほい

「こちら地球丸編集部」のコーナーは毎月、地球丸編集部のスタッフが持ち回りで担当することになっている。現在は、東京、広島、スウェーデン、フランス、カナダ、ポーランド、ペルー、そして米国のわたしを含めて総勢8人が編集作業に参...
LINEで送る

「こちら地球丸編集部」のコーナーは毎月、地球丸編集部のスタッフが持ち回りで担当することになっている。現在は、東京、広島、スウェーデン、フランス、カナダ、ポーランド、ペルー、そして米国のわたしを含めて総勢8人が編集作業に参加しているので、このコーナーの執筆機会は8ヵ月ごとにしか巡ってこない計算だ。

「編集後記」のような位置づけのこのコーナーは、編集部のこぼれ話のようなこともあるし、各地から参加しているメンバーの目の前で起こっていることがネタのこともある。それぞれが取り上げるネタで、担当者の「今」や「気持ち」がよくわかるので、何をとりあげるのか密かに楽しみにしている。というわけで、8ヵ月ごとにしか巡ってこないこのチャンスに、とっても伝えたかったのに機会を逃してしまっていたことを今さらネタにさせていただく。

昨秋、スペインに旅行し、河合妙香さんの連載「スペイン職人物語」の舞台、トレドを訪ねた。もちろん河合妙香さんとも楽しい時間を過ごした。もう10年以上も地球丸を通じて親睦を深めているので、感動のご対面であり再会だ。さらに、今女性に大人気の作家、有川真由美氏も合流しそれはそれは魅力的な宴を持った。

旅の前にしっかり「職人物語」を読んでいたおかげで、トレドで、本物のダマスキナードやバルゲーニョを目にしかなり感動した。そんなうれしい気持ちを忘れずにと、シモンさんのお店<http://chikyumaru.net/?p=5679>に寄って記念にダマスキナードのペンダントも購入できた。地球丸の繋がりがあればこそ、わたしのトレド訪問は、より実りあるものとなったことはまちがいない。

それにしても、トレドはほんとうに魅力的な古都だった。

(アメリカ合衆国・ミシガン州在住 椰子ノ木やほい)