カリヤラン・パイスティ/フィンランド

70年代より約7割の家庭が共働きというフィンランドでは、手間のかからない、オーブン料理が働くママの強い味方です。このカリヤラン・パイスティは、東部カリヤラ地方伝統のシチューなのですが、調味料が塩とコショウとベイリーフだけという手軽さがうけ、フィンランド全土を代表する家庭料理の座に付きました。あっさりとしたスープのような煮汁は、素朴ながらも味わい深く、低温でじっくり火を通したお肉は柔らかくてとろけるよう。ゆでたジャガイモやマッシュポテト、日本風にアレンジするならご飯にかけて召し上がれ。お好みで、にんじんが嫌いな人は減らして玉ねぎを増やしたり、香りが苦手であればベイリーフを入れなくても美味しくいただけます。


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カリヤラン・パイスティ

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◆材料(4人分)

蓋つきの耐熱皿(もしくは普通の耐熱皿と蓋代わりのアルミホイル)

牛肉の角切り(カレー・シチュー用)200g

豚肉の角切り(カレー・シチュー用)200g

にんじん(斜めにスライス) 1~2本

玉ねぎ(細めのくし切り)1玉半

塩×小さじ1

黒コショウ(粒で)×10粒

ベイリーフ×1~2枚

◆作り方

  1. 200度に温めておいたオーブンに、牛肉と豚肉を入れた蓋つきの耐熱皿(無ければアルミホイルで蓋をして)を20分間入れておきます。
  2. 一旦耐熱皿を取りだして、蓋(アルミホイル)を空け、玉ねぎとにんじん、塩、黒コショウ、ベイリーフを入れて軽く混ぜ、水を材料の上にひたひたにかぶる程度に入れます。
  3. 熱いので注意しながら、ふたつきの耐熱皿もしくは、耐熱皿にアルミホイルで蓋をして、再びオーブンに戻し、125度に温度を落として約3時間煮込んだらできあがり!

※時折、耐熱皿の中をチェックして、水がなくなっていたらその都度足します。

※※時間が無ければ、150度のオーブンで2時間の煮込みでも大丈夫。

靴家さちこ(くつけ さちこ)/プロフィール
フィンランド在住ライター。2004年よりフィンランドに移住後、地元の食材で作れる日本食と夫のおふくろの味を探求中。本メニューは、長男がピカピカの一年生になり、次男がいたずら絶好調の2歳になってから、我が家の食卓に頻出するようになった。オーブンに任せっぱなしの3時間で、家事、育児にたっぷり手が回る幸せをおすそわけ!