チーズとバターどっさり、カロリー的にキケンと思いつつ、ついつい食べてしまうアメリカ版おふくろの味がコレ。通称「マック&チーズ」と呼ばれ、スーパーにはインスタント製品もたくさん出回っていますが、こればかりは手作りが一番!中でも義理の母のアンが作ってくれるマック&チーズは、我が家のものがベストと信じて疑わないアメリカ人も思わずレシピをねだる逸品です。
ゴールデンブラウン(きつね色)になった表面はサックリ、中身はクリーミィ、取り分ければチーズがビヨ~ンと糸をひき・・・・・・と、チーズ好きにはたまらないこの料理。複雑極まりないアメリカの計量表示を日本向けに直したので分量が中途半端ですが、計量はそう神経質にならなくても大丈夫。ただし、アンいわく「マック&チーズはオレンジ色じゃなくちゃだめなの! 白っぽかったらマック&チーズとは呼ばないのっ!」とのことなので、ぜひともオレンジ色のチェダーチーズを使ってください。
================================
アンのマカロニ&チーズ
================================
◆(材料:4人分)
- マカロニ(グラタン用またはペンネ) 260g
- バター 大さじ4杯
- 小麦粉 大さじ4杯
- 玉ねぎのみじん切り 大さじ3杯
- 牛乳 625cc
- 塩 小さじ1/2~1杯(チーズの塩気によって調節)
- コショウ 少々
- チェダーチーズ(コクがあり、色はオレンジに近いものがベスト。できればシャープ)60g
- スイスチーズまたはエメンタールチーズ 60g
- パン粉 1/2カップ
◆(作り方)
- 1.マカロニをアルデンテに茹で、オーブンは180℃に温めておく。チーズは目の粗いチーズおろし器でおろし、たまねぎはみじん切りにする。
オーブン皿、またはキャセロールにバター(分量外)をぬっておく。 - ホワイトソースを作る。
鍋にバターを入れて溶かし、みじん切りにした玉ねぎを入れて炒める。
玉ねぎが透明になったら小麦粉を入れ、小麦粉特有の生臭さがなくなるように炒める(3,4分)。
そこに牛乳を加え、とろみがつくまで温めながら混ぜ、塩・コショウで味を整える。 - 2の鍋に2種類のチーズをそれぞれ半分づつ加えて混ぜ、チーズが完全に溶けたら茹であがったマカロニを入れて混ぜる。
- バターを塗ったオーブン皿に3を入れ、その上から残りのチーズをまんべんなく振りかけ、さらにパン粉を振る。
- 190℃に温めておいたオーブンで約30分。黄金色に焼きあがったら出来上がり。
《スズキマサミ/プロフィール》
語学留学で来た米国シアトルに居ついて早10年。白いご飯におしょうゆをかけて食べるアメリカ人のオットと、それに猛烈にダメ出しをする白米命の息子二人と共に自然いっぱいのシアトル生活を満喫中。ライター業とともに現在は、チャリティーリストバンドとTシャツを制作販売して日本復興支援活動に駆け回っている。
メール:machamy777@hotmail.com
You can do it, Japan! Project