ユーレグロートとは、ノルウェーのクリスマスに欠かせないミルク粥。米と牛乳は日本人にとってはなじみの薄い組み合わせですが、温かくて栄養価も高くノルウェーの冬にはうってつけ。北欧民話に登場するニッセ(小人)も、このユーレグロートが大好き!12月23日にユーレグロートを作ったら、ニッセの分もお皿に盛り付けます。さもないと、腹を立ててとんでもないいたずらをしでかすとか。残ったユーレグロートは、24日のディナー時にホイップクリームと混ぜてリスクレムというデザートに。サーブする前に、ここにアーモンドを1粒混ぜ込みます。幸運にもこのアーモンドが当たった人には、ノルウェー人の大好物、豚の形をしたマジパンをプレゼント!
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ユーレグロート
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◆材料(2人分)
・米75cc
・水 200cc
・砂糖 小さじ1/2
・牛乳 500cc
・塩 小さじ1/2
・バニラエッセンス 少々
・お好みでバター、シナモン、砂糖
◆作り方
1.米はさっと水洗いし、ざるにあげる。
2.鍋に米と水を入れ火にかける。沸騰したら弱火にして10分ほど煮る。
3.牛乳と砂糖をいれ、もったりとした粥状になるまで40分ほど煮る。
4.最後に塩とバニラエッセンスを加える。
5.皿に盛り、お好みでバター、シナモン、砂糖をかけて召し上がれ!
《御供理恵/プロフィール》
北極圏の街、ノルウェー・アルタ在住。ノルウェーでクリスマスを過ごすようになって数年、すっかり慣れて気が緩んだのか、今年の準備は出遅れ気味。街はクリスマスショッピングでにぎわっているが、家族へのプレゼントのネタもつき、ガーベコット(商品券)に頼る始末。商品券はお金と同等だから心がこもっていないと言われるが、クリスマスが明けるなりプレゼントの返品・交換に走り回るよりいいのでは?と思ってしまう。